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2種類あります。ケロシン(灯油)系と自動車と同じガソリン系です。ジャンボ・ジェット機などのジェット・エンジン(ガスタービン・エンジン)はケロシン系。日赤ヘリや小型プロペラ機などのピストン・エンジンはガソリン系です。

ジェットエンジンの搭載したヘリコプターの燃料はJet A-1 という航空燃料の一種で、原油から蒸留された油の中では灯油に分類されています。
家庭用の灯油とほぼ同じ成分ですが、私たちが通常使用する灯油は水分が多く、気温の低い高高度では、エンジンに届く前に凍ってしまいます。そこで、灯油の中でも、より純度が高く、水分の少ないケロシンという種類の油が使われています。さらには、不純物が取り除かれ熱の安定性などが優れています。
ちなみに、気温マイナス50℃の上空1万mの世界でも当然使用可能だそうです(高度限界を超えてますけど)。さらにちなみに、気になるお値段ですが灯油とガソリンの間くらいです。
〜 飛行中にストーブの臭いがするのはこのせいですよ 〜

ピストン・エンジンの搭載したヘリコプターの燃料はAVGAS100といってオクタン価の高いガソリンです。ガソリンの色も車の入れるガソリンは、赤色ですが航空ガソリンは、緑色をしています。価格も二倍以上で税金も別納しなければなりません。
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